寒さの中で、しなやかに。自分らしく彩る「大寒」

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私のとっておき

二十四節気の「大寒」。一年のうちで、最も冷え込む時期がやってきました。「寒いのは苦手」と、じっとしていたい気もするけれど、この季節だからこその楽しみにも目を向けたいです。日々を彩るのは、きっといつだって自分自身。

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「寒い日が続きますので、お身体ご自愛くださいませ」

届いたお手紙にこんな言葉が添えられていて、ささやかだけど素敵だなぁと思いました。

一年で最も冷え込むこの時期は「大寒(だいかん)」。暦では、最後の二十四節気にあたります。

寒いのは少し苦手だけど、きっと暖かくなったら「冬が恋しい」なんて思うんだろうな。

冬の寒さも、四季のある日本ならではの彩り。

日々を感じて、いきいきと過ごしたいものです。

◆寒さをごきげんに過ごすニットのお守り

寒い日だって、お気に入りのニットがあればご機嫌に過ごせるはず。

そう思って数年前に買った、ケーブル編みのカーディガン。

ちょっと値が張ったけれど、奮発していいものを選んで正解でした。

さらりと羽織るだけであたたかく、一日を穏やかな気持ちで過ごせるお守りのような存在です。

仕立ての良い服を長く愛せるのって、なんだか素敵だなぁと思うのです。

◆冷たく澄んだ「寒の水」で味噌作り

大寒と、その前の節気である小寒の期間を「寒の内」と言うそう。

寒の内に汲んだ水は「寒の水」と呼ばれ、清潔に澄んで、長期保存に適しているんですって。

昔から、この時期にはお味噌やお酒、お醤油などの仕込みが行われています。

いつかやってみたいなぁと思っていたお味噌づくり、調べてみたら案外いろんな場所で体験できるみたい。週末にでもお友達と出かけてみようかな、なんて計画中です。

◆寒さの下で育まれるしなやかな生命

年間の最低気温が観測されることも多い大寒。
武道の世界では、この時期に寒稽古を行います。

冬の寒さは厳しいけれど、だからこそ、心も体もしなやかに育まれるのかもしれません。

この時期に少しずつ地面から顔を覗かせ始めるふきのとうも、なんだか同じようにしなやかさを感じさせてくれる風物詩。

見かけると、かすかな春の気配を感じさせてくれます。

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厳しい寒さの中でも、生命はしっかりと芽吹きのときに備えている。

自分らしく、季節の巡りに寄り添ってきた一年を振り返りながら、再び訪れる二十四節気をどんな風に過ごそうか考えてみます。