菖蒲でリズムを整える。大人が楽しむ端午の節句

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5月5日は、五節句の一つ「端午の節句」。別名「菖蒲の節句」とも言われています。柏餅やちまきは毎年楽しんできたけれど、菖蒲も昔から厄除けや、漢方として愛されてきたんだとか。爽やかな香りが特徴の菖蒲、飾るだけじゃなくて菖蒲湯にして、私なりにこどもの日を楽しみたいと思います。

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五月晴れの気持ちいい昼下がり。

帰り道のお花屋さんで菖蒲を見かけました。

紫色の花びらがきれいで見入っていると、店員さんが今日は「端午の節句」なのでよかったら、とおすすめしてくれて一本いただくことに。

小さい頃は「端午の節句」を「こどもの日」として、かしわ餅を食べた思い出があります。

柏の葉っぱを食べてもいいのかわからなくて、みんなが食べてる様子を横目で見ながら真似したっけ。

子どもの頃を思い出したら、母の声が聴きたくなってきました。

せっかくだから久しぶりに電話して、端午の節句の過ごし方のことを聞いてみようと思います。

◆「端午の節句」は「菖蒲の節句」

5月5日は端午の節句。

節句というのは一年間のなかの節目に行われる季節の行事で、全部で5つある節句は「五節句」と言われています。

端午の節句はその中の1つで、別名は「菖蒲の節句」です。

「菖蒲」の音が「勝負」や「尚武」に通じることから、「男の子の日」として親しまれるようになったんですって。

立身出世のシンボルである鯉のぼりをたてて、強くたくましくなるようにと鎧飾りのついた五月人形を飾るのが一般的なお祝いの仕方。

この時期になると空を泳ぐ鯉のぼりは、男の子じゃなくてもわくわくしながら眺めてしまいます。

◆端午の節句に食べたいちまき

端午の節句には、ちまきや柏餅を食べる風習も。

諸説ありますが、柏餅は主に関東、ちまきは関西で親しまれているみたい。

子孫繁栄の象徴である柏の葉にちなんで、食べられるようになった柏餅。

お店によっても違うみたいだけど、表面がざらざらしたものは中身が小豆餡で、逆につるつるしていると味噌餡なんだとか。

同じ葉でも裏と表を使い分けて作られているなんて初めて知りました。

今度お店で見かけたとき、違いを見てみようと思います。

ちまきは、もちを笹の葉で包んで蒸したもの。

中身に決まりはなく、具材の入った中華ちまきも、もち米で作られらた真っ白なものでもどちらを食べてもいいそう。

私のお気に入りは、ほのかな甘みがおいしいもち米のちまき。

今年は笹の葉を買ってきて、自分で作ってみようかな。

◆菖蒲を使って厄除けを

紫色の花がきれいな「菖蒲(しょうぶ)」

「菖蒲(あやめ)」や「杜若(かきつばた)」とよく似ていて間違えられがち。

優劣をつけがたい意味をさす『何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)』ということわざもあるくらいですが、大きさや生息地から違いを見分けることができるんだそう。

菖蒲の花言葉は「あなたを信じます」「優しい心」「忍耐」。

また、菖蒲は厄除けの役割をもっていて、軒先に挿す地方もあったり、漢方にして使われていたりと昔から愛されていたんですって。

爽やかな香りも特徴で、茎や葉を湯船に入れて「菖蒲湯」にする習慣も。香りだけじゃなくて、身体を温める作用もあるそうなので早速やってみようと思いました。

他にもお酒に葉や根を浸して「菖蒲酒」にしてもいいんだとか。

見た目の綺麗さだけじゃなくて、香りや温める作用があると楽しみ方が広がります。

***

すっかり大人になってしまったけれど、季節の行事を楽しむと生活にもハリが出てくるような気がします。

季節の変わり目は体調も崩しがち。

菖蒲を使って、身体を整えてみるのもいいかもしれません。

今日はゆっくり菖蒲湯につかって体をほぐそうかな。