しなやかに咲く“思いやりの花”。チューリップが気づかせてくれる優しい私

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植物との暮らし

ちいさいころ、初めて描けるようになったお花の絵がチューリップでした。ギザギザにした縁の内側を真っ赤なクレヨンで塗るのが好きだったなぁ、なんて懐かしい気持ちになります。そんなチューリップの花言葉は「思いやり」。優しい気持ちを忘れないために、お部屋に飾ってみることにしました。

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コロンとしたかたちに、鮮やかな色。

チューリップの存在感は、数ある花々の中でも唯一無二な気がします。

小さい頃、近所の花壇できれいに咲いている姿を見ながらお絵かきしていたっけ。

そのせいか大人になった今も、チューリップを見かけると嬉しい気分になります。

散りゆく桜の花吹雪に空気も色めき立ち、春本番を迎えるこの時期。

ふと思いついてチューリップを飾ってみたら、部屋の中までぱっと華やかになりました。

◆花言葉は「思いやり」。いつも優しい私でいるために

チューリップの花言葉は「思いやり」。

また、色ごとにも別々の意味もあるようです。

赤いチューリップは「真実の愛」。

白は「失われた愛」、ピンクは「愛の芽生え」、黄色は「名声」、紫は「不滅の愛」。

キュンとするようなものから、大人な雰囲気をまとったものまで、色によってこんなに違いがあるみたい。

お花屋さんに足を運んだら花言葉で選ぶのもいいし、シンプルに「これが好き!」とピンときた色を選んでも。

コロンとしたかたちは存在感があるからか、包んでもらった紙から顔を覗かせる様子に、家に帰るまでの道のりもちょっぴり楽しげです。

◆花瓶に生けて楽しむノスタルジックな世界観

チューリップは、しなやかに伸びた茎も魅力のひとつ。

生けるときは長めにカットして、筒状になったガラスの花器に束ねて入れると見映えがします。

ちなみに、葉っぱが水に浸からないように生けると花が長持ちするみたい。

すべて外すのも潔くていいけれど、葉っぱの形も楽しみたいときは、水に浸かる部分だけを外しておきます。

生けてから日が経つと、光が差す方向に茎が曲がっていくのもチューリップならでは。

一緒に日々を生きている気がして、毎朝「おはよう」と思わず声をかけてしまいます。

いつものキッチンに飾ったら、なんだか懐かしい気持ちが込み上げてきました。

◆チューリップにまつわるエピソード

チューリップの花から生まれたお姫様のお話といえば、アンデルセン童話の『おやゆび姫』。

子どもの頃はこのお話が大好きで、大切に絵本を読んでいたことを思い出しました。

小さなお姫様は、ツバメに助けられて王子様と結ばれるんだっけ。

他にもチューリップには、さまざまな神話や伝説が残されています。

そのどれもが「愛」にまつわるお話。

ロマンチックで切ない恋人同士の物語など、知るともっと、チューリップに愛着が湧いてきます。

***

毎朝バタバタとカバンに荷物を詰めて出かけていく日々に、
「ほんとはもっと穏やかに優しく過ごしたいのに。」
と、がっかりしてしまうことだってあるんじゃないでしょうか。

そこで、「思いやり」の花チューリップのおまじない。

優しい私に気づくために、玄関先に一輪を。

出かける前ふと目にとまる可憐な姿を見て、毎日にっこりしてから出かけられるといいな。