ふわり、朗らかな春の風。ごきげんな1日の過ごし方を

暮らしの特集 暮らしの特集

私のとっておき

木枯らしに肩をすくめていたころが嘘みたいに、やさしくて暖かいそよ風が心地よく感じる季節。「そろそろかな?」と休みの日に窓を開け放ってみたら、爽やかな空気と一緒に春がおうちの中に舞い込んで来たみたいです。日頃はちょっとだけ億劫な掃除や洗濯も、風が気持ちいいってだけでこんなにうきうきしてしまうんですね。

Share

twtter facebook line

日差しの色合いがなんだか柔らかく感じる今日このごろ。

よく晴れた朝にふと窓を開けてみると、やさしい風がそよそよと中へ入ってきました。

冬の間は締め切っていた部屋も、風の通り道をつくってあげるとなんだか爽やかな気持ちに。

せっかく暖かくなってきたから、春の空気をいっぱいに取り込んで、家での時間も気持ちよく暮らしたいものです。

そういえば毎年この季節になると、家事をしている母の鼻歌も一段とごきげんだったような気がします。

そんな母に、春の風を感じながら過ごすおうち時間のコツを聞いてみました。

◆閉ざしていた窓を開けて、春の風を感じてみる

暖かくなってきたら、分厚いカーテンの代わりに、柔らかな日差しが透けて差し込む薄手のものを。

窓を薄く開けて少し風が入るようにしておくと、ひらひらと揺れるカーテンのおかげで、なんだか心まで軽やかになっていきます。

まだまだ肌寒い日もあるけれど、思い切って外の空気を取り入れながらお掃除するのも気持ちがよくておすすめ。

そういえば、たまには箒を使ってお部屋の掃き掃除をするといいって教わったっけ。

久々にやってみたら、知らず知らずのうちに溜め込んでいた心のわだかまりがすっきりするような気がしました。

子どものころ大好きだったおとぎ話のヒロインになった気分で、思わずハミングしながらお掃除したりなんかして。

◆ふわり、あたたかな風に乗って運ばれてくるもの

窓を開けておいたら、思いがけず嬉しい贈りものが迷い込んできました。

どうやら、近所の公園で満開になっていた桜の花びらみたい。

春風に乗って、ここまで運ばれてきたのかな。

春風は、この季節に南や東から吹いてくる暖かい風のこと。

「東風」と書いて「こち」と呼んだりもします。

また、春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)という四字熟語も。

春の風がおだやかに吹いている様子をあらわした言葉で、これが転じて「平穏」や「のんびりした温厚な性格」のことも意味するそう。

なんだか、春風の持つイメージにぴったりで嬉しくなってしまいます。

他にも、古くから日本人は春風を題材にして芸術作品を生み出してきました。

そういえば、お気に入りのあの歌にも春の風にまつわるフレーズがあったっけ。

久々に聴きたくなって、プレイリストを再生してみました。

◆お日さまの下で、洗濯物も気持ちよさそう

晴れた日には、このときとばかりにたくさんお洗濯をしてすっきりしましょ。

気温が高くなってきたせいか、外に干した洗濯物の乾きも早くなってきました。

お日さまの下で乾かした洗濯物って、どこかなつかしい匂いがするのはなぜなんだろう。

一息ついて、並んで吊るされた洗濯物を眺めていたら、そよそよと吹いた風がシャツを揺らして「おつかれさま」と言ってくれたような気がしました。

なんとなく洗濯物の色みを合わせて干してみたら、いつもより楽しい気分に。

暖かな陽気が続くと、こんな風に遊び心も芽生えるみたいです。

ハンガー同士を等間隔にして風通しをよくすれば、午後のティータイムまでにはきっとカラリと乾くはず。

***

風が気持ちいいからと外に出かけるのもいいけれど、あえておうちの中でのんびりと春を満喫するのも、豊かさを感じられる過ごし方ですね。

ほっとお茶でも飲みながら「今年は何回お花見ができるかなぁ」なんて考えていたら、あっという間に夕方。

なんだかほんとうに、朗らかな春です。